■昨年秋ごろから続く金融不安は、世界中を巻き込もうとしています。世界同時不況へと発展してきているのです。
世界的な大不況は以前にもありました。それが1930年代にあった「世界大恐慌」です。ウォール街の株式市場が大暴落したことを皮切りに、資本主義国家が次々と金融不安に陥って行ったのです。
この株価大暴落の日は木曜日だったために「暗黒の木曜日」とも言われています。この日だけで、多くの財産を失った人が、将来に希望を失って、自ら命を絶っていったようです。
大恐慌は多くの失業者を生み出しました。そして治安が悪化して言ったのです。アメリカのフランクリン・ルーズベルト大統領は、大恐慌から抜け出すために、ニューディール政策を打ち出しました。このニューディール政策では、公共事業を増やし、多くの労働者を雇うことにしたのです。働き口が見つかれば雇用も促進されます。そうすれば、職が無い人を救うことが出来ると考えたのです。
この政策は、一時は成功したかのように見えていました。しかし、1930年代後半に再び危機的な経済状況に陥ってしまっています。アメリカの経済は、第二次世界大戦で軍事力を強化することになり、発展することになっていったようです。